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張り替えの話

UPHOLSTERY STORY

張り替え

ANイスバリ工業は30年にわたりソファや椅子の張替業者として信頼されてきた会社です。

静岡県焼津市の海にほど近いところに工房はある
椅子職人を志したのは23歳のとき
家業が椅子張工房を営んでいた。
中学生の時にはよく工房に遊びに行っては
なんだこの匂い
臭いなーって
今思えばソファの骨組みに用いる木材の匂い、
ソファで使用するウレタンの匂いや革の匂い
なので
「椅子やソファ(革)と付き合うきっかけは、割といい加減でした」
長年、数々の家具メーカー・有名ブランドのソファを張り替えてきました。
デザインや難しい構造を知ることでSOURIREオリジナルソファが誕生した。
決してそれは真似ではなく技術的に得るもの。
「僕にとってのスタンダード(定番)とは、価格やデザインではなく、単純にこういうものを作りたいと考えて生まれたものです。」
完全に自画自賛の商品ですけど、自分が欲しいものでなければお客さんへお勧めできないですから。
ウチのスタンダードは、僕の理想形。
昔は他にないものをと必死になったけど(意匠登録取得)、今はSOURIREの定番を磨き上げることを意識している。
「10年、20年。あるいは50年と、長く愛され使えるものを作りたい。それがベースです。」
現在の僕らは、アンティクチェアやアンティークソファなどを分解して、半世紀も使える構造の特徴を分析している。
馬毛や麻テープ、パームなど
その頃の素材でこんなに持つんだと。
現在は様々なマテリアルが進化して釘からタッカー、
馬毛、黒綿がウレタンフォームや樹脂綿など、それは価格や天然物だったり生産性だったりします。
自分の今の技術を使えばより長く、10年、20年耐え得るものが作れる。
それが捨てられず飽きられず、世代を超えて残っていくことが張り替えという選択。

 



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